2020年04月22日

春咲小紅制作記・補足

世の中この情勢。
いったいいつ終息するのか・・・不安ですね。

さて、気を取り直してっ!
”耳コピ・80'S”として、ボーカルに粥塚 舞(かゆつか まい)さんをむかえてのカバー曲シリーズ、第1弾の「春咲小紅制作記」は結構な方に見ていただきました。ありがとうございました。そういえばボーカルに関しては何の説明もしてなかったのですが、ボーカル依頼の時は基本的にメインボーカルのみの1トラックしかもらいません。ですので、ハモリの声はメインからのコピーでLogicの「Frex Pitch」というエディット機能を使用しています。これは主にピッチ修正などに使う機能です。音程やタイミング、長さ、強弱の修正、不要なビブラートの除去などいろいろと手を加えられるのですが、あまり綺麗に整いすぎると初音ミクのような声になるので注意ですね。それと、サビに入る前やサビの部分のDoubler(ダブラー)効果。声が左右に分かれてワイドに聴こえるやつです。これに関してはLogic内のプラグインや市販のプラグインもたくさんありますが、どれもしっくりこないんですよねぇ。僕がよくやる方法はーー
@フレーズをコピー。
A二つのフレーズをそれぞれ左右にパンする。
Bコピーした方をほんの少し後ろにずらす。
C後ろにずらした方のレベルを調整する。

っとこんな感じでプラグインは使いません。Cのレベル調整とは正確に言うと後ろにずらした分、ほんの少し後から音が鳴るということです。この場合元の音より小さく聴こえてしまうのでレベルを上げて左右同じくらいに調整しないといけません。ボーカルに関してはそんな感じですかねー。
「春咲小紅制作記・最終回」
https://youtu.be/tfZohoTbczY

はい!次にいきましょう。”耳コピ・80'S” 第2弾!
サムネ.jpg
細野さんの曲です。アニメの主題歌、初めてっす。
どうぞよろしくお願いします!
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2020年04月05日

耳コピ「春咲小紅」#10 [Final]

連日投稿!
自分にとっては珍しい・・・。けど自宅にいるしかないので時間が余ってるんでね。自宅待機の皆さん、いかがお過ごしですか?早くおさまってくれることを願いつつ、頑張って乗り切りましょう!といっても何を頑張ればいいのかわかりませんが、まぁ、一度きりの人生、無理してでも楽しいことやって過ごします・・・。ということで第10回目!キリがいいので今回で強引に終了させまーす。アクセス数を見るとこの春咲小紅もそうなんですが、制作記関連は結構見てくれている方が多いです。ありがとうございます。

はい、では最終回スタート!
まず間奏のストリングスによるメロディを入れますが、ここは最初のサビの部分(春咲小紅・第2回〜第4回)と同じなので他のパートは省略します。さて、メロディはKontaktのシンフォニーのバイオリンです。前回このストリングスの説明をしましたが、アタック部を少し強調するためにLogicプリセットのストリングアンサンブル(スタッカート)音をミックスしています。

同じ音色で後半のサビ繰り返しのところでのフレーズも入れます。ここでのサンプルは最後のエンディング部まで入ってます。

次にエンディング部のドラム、ベース、シンセ音のミックス。

この部分にハープの音を加えます。ハープはLogicプリセットです。こういう音も大体プリセット音にありますし、シンセで作っても簡単だと思います。

これでオケのパート録音は終了です。
ではサビ繰り返しから最後の部分までを聴いてみます。


春咲小紅、第10回で終了でございやす。m(_ _)m
この曲っていろんなところに遊びが入ってるんですよね。矢野顕子さんの声で小さーく「キラキラッ」とか「ミニミニッ」とか入れてるし、あとほとんど聞き取れない声が入ってる箇所があるんです。なんといってるのか謎です。今回はそういうのはすべて省かせてもらいましたが、ボーカルには以前コラボ(こちらこちら)した粥塚 舞さんにお願いしました。舞さんについての紹介はここではしませんが、いろいろとご活躍されているのでググれば出てくると思います。直近ではEテレで童謡を歌ってました。

それでは、最後に完成版を。
「春咲小紅」cover
Cover by Nobu Shirakawa
Vocal : Mai Kayutsuka
The Original is by Akiko Yano


インスト・カラオケバージョン↓
https://youtu.be/K0K_KGV5Ngw

次の「耳コピ80's・第2弾」も近いうちに始めますのでどうぞよろしくお願いします!ご覧いただきありがとうございました!
 
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2020年04月04日

耳コピ「春咲小紅」 #9

相変わらず自宅です。いつまで続くのやら・・・。
さて、春咲小紅の第9回目です。今回は[A']の後半部分と[A']の全体的に入るストリングスを入れます。その前に前回の[A']全体のドラムとベース、[A']前半部分のシンセなどの上物部分の音をおさらい。まずはドラム+ベース。

エレピ、シンセ、Padの三種のミックス。


では後半部をやります。ここでは第6回目で紹介したOB-Xdによるシンセ音、第7回目でやった同じくOB-Xdのストリングス系Padの音を入れます。このサンプルではわかりやすくするために、ドラムと一緒にミックスされていますが前半にシンセ音、後半にPad音が出てきます。

次にサビへと移る前に入ってくるオルガン系の音。これはLogic内の音ですが、まぁ、この辺はプリセットとしてよくありますね。

さあ、だんだん出来てきましたぁ。自宅にずっといるのでペースがいいっ!ではここでストリングを入れる前にドラムとベースも含めたミックスを聴いてみます。

はい。あとはストリングスをいれるだけですね。ストリングスはいつものKontaktのシンフォニーで、第7回にスクショを載せました。このシンフォニーは音がいいけどちょっとセッティングが難しいですね。曲によってはなかなか馴染まないんです。ま、自分の力不足なのでしょうけどw....ではストリングス音だけを聴いてみます。
ここではバイオリン、チェロ、コントラバスの3パートがミックスされてます。シンフォニーではアタックとリリースの調整が出来るのですが、アタックをMax早めにしてもモッサリしてるんで、ここのバイオリンに関してはLogic内のバイオリンのスタッカート音を混ぜてます。なぜならLogicのストリングスはアタックが強すぎる傾向があるんです。それのスタッカート音をまぜて音の頭だけ強調させてあるという次第。

では最後にストリングスを入れてミックスしたものを聴いてみます。

今回はここまで。次回はエンディング部分とストリングスによるメロディをやってオケ完成まで行きたいです。ありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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2020年04月03日

耳コピ「春咲小紅」 #8

春咲小紅の第8回目。あと少しです。
今回は[A']のドラム、ベース、シンセ類を行きます。この[A']は前半はBメロになるんですが、後半がAメロと同じような感じに戻ってくるので、[A']としました。ではドラムのパターンを。

次にエレキベースとシンセベースの音を入れます。

ではドラムとベースのミックスを。


今日はペースが早い!
さて、ドラム、ベースは置いといて・・・。[A']前半に出てくる音をやります。正確にはAメロの続きになるのですが、エレピの音です。音源はLogic内のものです。ちなみにシンセ類は前回までに使った音色と同じなので、セッティングは載せません。

次にシンセでフレーズを入れます。
これもAメロからの続きになりますね。音源はRepro-5。

はい、さらにシンセストリングス系のPad。
これも今まで同様に音源はOB-Xdです。


では最後にこれらの上物のミックスを聴いてみます。

だんだん出来てきました〜。次回はこれにKontaktでストリングスを足します。ありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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2020年04月01日

耳コピ「春咲小紅」 #7

春咲小紅、第7回目。
Aメロ部分にストリングスをつけて完成なんですが、その前にシンセのPadを入れます。これはAメロ部分の後半から入るようになります。音源はOB-Xdです。大体、いつもストリングス系PadはこのOB-Xdですね。
春_A_SynthStrings.png

次にストリングス。Logic内にもいい音源がたくさんあるのですが、自分はちょっと好みではないのでいつもKontaktのシンフォニーをつかっています。Kontaktのスクショはこちら。
Kontakt.png

まずピチカートで入る音を入れます。KontaktのシンフォニーではC1の鍵盤を押しながら弾くとレガート、C#1でスタッカート、C2でピチカート、他いろいろ表現が豊富ですね。それではフレーズを。

最後に間に入ってくるレガートでのフレーズ。バイオリンやビオラといった個別のものではなく、ストリングスアンサンブルという音色をチョイスしています。まぁ、何人かで弾いてる風な音ですね。※サンプルがシンセPadとミックスしちゃってましたスミマセン・・・。


はい、これでAメロ部分はすべて揃いました。
では最後にAメロ部分を聞いてみましょう。

ありがとうございました。
次回は[A']のところをやります。どうぞよろしくお願いします!
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2020年03月31日

耳コピ「春咲小紅」 #6

僕たちの昭和がどんどん消えていくなぁ・・・。

さて、6回目。
Aメロ部分にエレピのような音を入れます。音源はLogic内のものですですので、セッティングは省略。

この音は次のA'部の途中まで入りますが、とりあえずAメロ部分のドラム、ベースと合わせたものを聴いてみます。

次にRepro-5で単音の音を入れます。本当はもう少し金属的なところがあってもよかったんですが妥協しました。DX系のシンセなんかでやればいいかもしれませんね。ではフレーズとRepro-5のセッティング。
春_A_Synth.png

次にシンセでコードをジャーンと入れます。
音源はこの手の音に便利なフリーのOB-Xdです。
春_A_SynthChord.png


では最後にここまでのパートを合わせてAメロ部分を聴いてみます。


Aメロ部分を完成まで載せようとしましたが、今回はここまでにしておきます。次回でAメロ部分は完成です。ありがとうございました。どうぞよろしくおねがいします!
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2020年03月29日

耳コピ「春咲小紅」 #5

自宅ひきこもり中です。しかしなぁ、まいりましたね新型コロナ。
これワクチン開発したらノーベル賞ですね。

はい5回目です。時間が出来たのでドンドンいきましょう。
前回は最初に来るサビ部分をやりました。今回はちょっと長いですがAメロの部分。っていうかこの曲はサビ以外の区別がしづらいんですよね。ですからAメロ、Bメロではなく[A]と、[A'] と呼ぶことにします。Aダッシュですね。さ、それではドラムを!

ドラムでの注意なんですが、たとえば「タカタカッ」というFillの部分とか。こういったスネア連打の部分のベロシティを一律にしたままの方が結構多いですね。スネアのベロシティを一律にした場合の音とエディット画面を。
Drum_NoVelo.png

ん〜ちょっとわかりづらいかなぁ。ま、色が同じですよね。そして下の矢印が差しているところがベロシティの強さを表しています。これはいけない例です。んで、僕はこういったドラムフレーズをやるときは必ず強弱をつけるようにします。
Drum_Velo.png

こんな感じです。ちょっと今回の例ではわかりづらかったですね。ただ、ドラムのボリュームが大きければ大きいほどその違いが出ます。この春咲小紅でも他のパートが入ってくるとなんとなくその違いがわかってきます。

話を戻して、次にベースを入れます。エレキベース、シンセベースを2丁使いっというのはお話ししました。これから先はベースは同じ音源ですのでセッティングは省略しますね。それでは先にエレキを入れます。エレキのほうは全体的に鳴ってます。

そしてシンセベースは後半から入ります。

はい、ではドラムとベース、そしてパーッカシブ音を一緒に。

んー今回はここまでかなぁ。もうちょっと進めたかったけど・・・。ありがとうございました。次回は上物を全部のせてAメロ部分を完成させたいです。どうぞよろしくお願いします!
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2020年03月28日

耳コピ「春咲小紅」 #4

春咲小紅の第4回目。最初に来るサビ部分を終わらせます。ドラムとベース、コードバッキング、ストリングスと入れたのであとはパーカッシヴな音を入れるだけです。左寄りと右寄りに一つずつとこの曲の特徴的なパーカッシヴ音をセンターに一つ、の三つを入れます。

ではまず一つ目。左側にカメラの音のような音が「カシャカシャ」と入ります。よくわからないので雰囲気で似たような音を探すと、Logicのドラムマシンセットの中でちょっと変わったリムショット音があり、それが似ていたので使いました。

次に左側に聞こえる音。「ピポパッ」という音で、これはRepro-1で作りました。
春_サビ1_Perc2.png

三つ目はこの曲の特徴的な音ですね。これも「ピポパッ」な音なのですが、音階が付いてます。僕は2つの音をミックスしました。一つは先ほどのRepro-1で作った「ピポパッ」という音。もう一つ音階が付いた音はProphet-Vを使用。Repro-5でもいいのですが、似たような音をProphet-Vで前に作っていたのでそれを少し変更して使いました。
春_サビ1_Perc3.png

この音はレゾナンスを使用しているので、各つまみのセッティング次第で音階が変わってしまい、ちょうど合う鍵盤を探さないといけなかったです。

はい、ということで最初のサビ部分はこれで終わりです。では最後にイントロからこの最初のサビの部分を通して聴いてみます。今回もありがとうございました。次回はAメロ部分に入ります。よろしくお願いします!


posted by nobby at 09:35| Comment(0) | 耳コピ 80's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする